牛の育て方
  • 育成方法

育成方法

1.育成環境

雨が降っても乾きの早い山の斜面を有効活用。牛舎は、夏涼しく、冬は暖かい木素材を効果的に活かしています。
屋根の下部分を開放し、風の通り道を作り、四季を通じて牛の健康維持管理を徹底しています。

#

#

2.飼料

・飼料安全法で認められた原料のみを使用。
・清水牧場内に約22万坪の採草地を所有し、グラスサイレージとして使用しています。
・飲水は、日高山系の伏流水のみを使用しています。
・肉のうまみを増すために天然のグルタミン酸を多く含む飼料を給与しています。
・肉のキメ・シマリを増すために肥育期間は約20ヵ月としています。
・ホルモン剤は一切使用していません。

#

#

3.育て方

但馬牛の血を引く系統を3代祖のいずれかに交配された子牛を導入しています。
牛の産肉生理を十分に理解し、下記の肥育プログラムにより安全な肉牛生産を行っています。

素牛導入~13ヶ月齢まで

数種類の粗飼料を季節・品質を考慮し、毎日調整して与えます。牛はその舌触りと香りの良さに満足し、丈夫な胃袋と大きな骨格になるように育てます。

14ヶ月齢~18ヶ月齢まで

牛が一番大きくなる時期です。
粗飼料と配合飼料の比率に注意しながら最大限配合飼料を与えます。

19ヶ月齢~22ヶ月齢まで

肉のおいしさは、赤身のジューシーさと霜降りのうまみにあります。
その霜降りを多くするためにビタミンAをコントロールします。

23ヶ月齢~出荷まで

いよいよ出荷の準備に入ります。肉のキメ・シマリをより良くするため通常よりも大麦の量を増やします。肉のうまみをさらに増やすため、天然のグルタミン酸を多く含むそうこう類を与えます。

出荷

年間6,300頭を出荷しています。(平成29年度 現在)

4.自然落下式貯水・給水タンク

#

ミネラル分が豊富な日高山系の湧き水を汲み上げ、傾斜を利用し、自然落下で各牛舎に水を送り込んでいます。
電気やガスを使わないため、二酸化炭素を排出せず、しかも持続可能なエネルギーで、人や環境にも優しいエコロジー発想のシステムです。

#

5.リサイクルセンター

#

牛舎から堆肥を直接運び込めるリサイクルセンターを牧場内に併設。堆肥を完全発酵させ、再利用、販売と、100%リサイクル活用をしています。

#

ページトップへ